北海道の海アメマス、海サクラマス釣果にまつわるメソッドをシリーズ化。
今回はショアから狙うルアーフィッシングで2018年プレリリースされた
Sammys(サミーズ)PHAT(ファット)35gが人気に火がつく決定的となった
同年開催されたある大会の出来事をフィールドスタッフ小林亮さんのお話を伺いながら検証します。
■目次■
・2018年の大会とは
・小林 亮さん
・サミーズPHAT(ファット)35gのこと
・メタルジグ派のタックルデータ
・おさらい
■2018年の大会とは■
PHAT35gにとって、2018年の大会で印象に残るのは2つあります。
一つ目は、3月閉幕した北海道島牧村主催「2018年あめますダービー」。
この大会で、Sammys(サミーズ)フィールドスタッフ荒道俊さんが
PHAT(ファット)35gの試作ルアー(プロト)で入賞。PHAT35gの実績へ弾みをつけました。
(↓その時の記事は第3回へ)
http://www.sammys.jp/blog/post-2151/
そして、もう一つは、その話題も尽きない翌月の4月、
北斗市にある釣具店インパクトさん主催の「2018年海アメ海サクラ大会」です。
この大会で、上位入賞者3名がPHAT35gを使った釣果だったということ。
プレリリース間もないNEWルアーPHATの誕生を多くのアングラーさんに知って頂いた大会になりました。
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■小林 亮さん■
※写真提供:釣具店インパクト
この時の彼はまだSammys(サミーズ)フィールドスタッフになる前ですが、
たまたま着用していたTシャツはサミーズのもの。不思議な縁です。
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小林さんは大会には通常参加者としてエントリー。
当時はまだ20代前半で、フィールドスタッフになる前ですが、
名人級の腕前とちょっと知られていた存在。
メインフィールドは北海道の道南日本海側で、本大会のフィールドはいわば地元。
生まれた時から目の前が海という恵まれた環境の中で育ち、職業も漁師。
日常の中に釣りがあるライフワークで、海サクラマス時期は釣りになる日はほぼ毎日フィールドに立つそうです。
■サミーズPHAT(ファット)35gのこと■
PHAT35g
本大会は北海道北斗市にある釣具店インパクトさんが主催される名物大会の一つ
「海アメ海サクラ大会」です。
2018年大会には84名の強者たちが参加され
釣果数およびサイズも過去最高の盛り上がり、
激戦のすえ、小林さんは先の写真58㎝3,310gの海サクラマスをみごと釣り上げ5位に入賞しました。
実はこの日までの小林さんは調子が思うように振るわず、
バラスことも多かったと受賞後のインタビューで語っていましたが、
その日はほぼずっとPHAT(ファット)35gフルブラックを投げ続けた結果だ・・と、
この会場で話してくれたことも、のちの本格発売時に拍車がかかったように思います。
サミーズのスタッフとしてではなく、一人のアングラーとして話した、自然なこの時の会話は多くの参加者にインプットされたと感じました。
(受賞後のインタビュー動画)
※本格販売前のプレリリース時に手にした為、カラー名を咄嗟に答えられない場面があり、動画ではその部分は割愛させて頂きました。
■好ポイント&操作■
大会入賞時の日は風がなく、それまで得ていた情報を加味して、
いくつかのポイントを狙い絞って打っていたそうです。
ラン&ガンしてポイントを開拓する小林さんからのワンポイントアドバイスは
「ベイトが溜まりそうな場所を見極めること。具体的には若干の濁りのあるところ、沈み根、潮目、ワンド、かけあがり」などが狙い目とのこと。
状況にもよりますが、活性の高い早朝や小さ目の海サクラマスは表層で回遊していることが多いように感じているそう。
また、日が差し込む日中やシーズンインのグッドサイズは底の方にいるイメージがあるようです。
尚、小林さんは表層狙いの時は基本はただ巻き、それで反応がない時はアクションを入れ変化を持たせるそう。
渋い時ほど、大きな波動で魚へアピール。また、ボトム狙いの時は底を取ってから、
ジャークやストップ&ゴーなどを繰り返すそうです。自分の狙った魚が追いやすいように、
ルアーは魚に見せるように動かすよう心掛けています。尚、海サクラマスは4000番で巻く人も多いかもしれませんが、
操作重視の小林さんは3000番を愛用、ヒラメ狙いの時も同じです。
■ルアーセレクト■
ミノー、ジグミノー、メタルジグが北海道のショアから狙う海サクラマス釣りの主流ルアーですが、
小林さんはほぼほぼメタルジグ派。食わせて狙う釣りスタイルの達成感が醍醐味のようです。
仮に小さな魚がかかっても、ジグだとダメージが少なくリリースがしやすいのも魅力のようです。
好きなジグは大会入賞した際の使用ルアーPHAT35gのフルブラック。
サミーズのフルブラックは、マジョーラが配色されている為ベイト色に近く、
七色に変色しアピール性も高いので、日中に使うことが多いそう。また同じく贔屓にしている色はグリーン。
時間帯関係なく反応が良く、濁りがなくベイトが薄いような状況時にも使えるとのこと。
早朝は赤金やグリーンゴールドの出番が増えるそうです。
■大会入賞時の小林さんのタックルは■
ロッド:アーリー・フォーサーフ103M(ヤマガブランクス)
リール:ステラ3000HG(シマノ)
ライン:PE1.2号
フック:フロロカーボン20ポンドを1ヒロ半、FGノットで接続
現在も同じタックルです。
おさらい
その日の天候や状況に応じて、ポイントをしっかり見極めることと、その為にも自らの足で開拓すること。
狙った場所で、感覚的な部分もあるかもしれませんが、その感覚を自分なりに検証しながら、トライアンドエラーを繰り返すこと。
地道な結果の先に釣果につながる大きなヒントがありそうですね。小林さんありがとうございました。
・ごみは持ち帰りましょう。
・深夜の騒音大声、注意しましょう。
・駐車違反にならない場所か、安全確かめましょう。
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